205系3100番台(仙石線)
●205系3100番台について。
205系3100番台は、仙石線の103系の置き換えを目的として2002年に登場した。元々山手線(1部埼京線)を走っていた車両で、4両 編成に短縮、中間車を先頭車化改造・トイレの設置・寒地対応工事(半自動化等)などの改造を行った上で投入され、2004年の夏頃 には仙台車両センター宮城野派出所の103系(4両18編成)を全て置き換えた。1本目は2002年10月7日に仙石線に初入線し、2WAYシ ート車の1本目(仙石線用205系では2本目)は2002年10月30日に投入された。この先頭車化改造車は、仙石線以外にも首都圏の南武 (支・本線両方)・鶴見線・八高川越線などにも投入され、いずれにしても103系の置き換え(南武支線は101系)用に2001年度に登場し 、先頭車の前面は新型車両の様な顔をしていて、同じ205系とは思えない外見をしている。
●仙石線205系・車両性能
モーター出力 最高速度 パンタグラフ
120kw×4 100キロ PS21
※パンタグラフ【霜取り用】 制動方式・ブレーキ 主電動機
PS33C型 回生ブレーキ併用直通空気ブレーキ     MT61
台車(制御車) 台車(元川越車の制御車) 台車(電動車)
TR235 TR235D DT50
制御方式 起動加速度 ATS
抵抗制御/界磁添加励磁制 2.5km/h/s PS
※M12・14・16・18編成のモハ205に搭載。


車種分類
※形式写真に関して

クハ205-31003101〜3118(重量:t)

サハ205から先頭車改造された石巻寄りのTc車。トイレ設置や半自動ドアに改造、2WAYシートを搭載している。

モハ205-3100(重量・32.6t)

205系の中間車で、主制御器・主抵抗器・CPを装備している。同形式の0番台を半自動ドアに改造し、1部の車両には霜取り パンタが搭載されている。また、弱冷房車でもある。
モハ204-3100(重量・34.4t)

205系の中間車で、同形式の0番台を半自動ドアに改造した車両。主制御器・主抵抗器・SIVを装備している 同形式の0番台を半自動ドアに改造した。

クハ204-3100(重量・24.5t)

こちらもサハ205からの先頭車改造車で、仙台寄りの先頭車。車いすスペースが車両の後方に設置された。また新型信号システム のATACSの試験機器・アンテナが全編成に搭載されている。※ATACSに関しましては、仙石線(あおば通〜東塩釜)にて試験を 行う為に搭載されています。

細部紹介
☆パンタグラフ
●PS21型
モハ205に搭載されている一般のパンタグラフ。

●PS33C型
モハ205の1部に搭載されている霜取り用パンタグラフ。霜取り用の為、冬場のみ上げている。 なお、八高・川越線用の3000番台の1部も同形式のパンタに交換されてる。

↑仙石線の霜取り用。

☆ATACS機器
●ATACS受信用アンテナ
クハ204(仙台寄り先頭車)の後方の屋根上に2つのアンテナが搭載されています。
このアンテナでATACSの信号を受信している。

●ATACS機器
クハ204(仙台寄り先頭車)の床下に搭載されているATACS機器です。





他線区の先頭車改造車
●1000番台(南武支線)
南武支線の101系置き換え用の車両。2両3本が中原電車区に所属し、ナハワ1・2編成は三鷹電車区所属の205系中間車から改造され 、ナハワ3編成は山手電車区の所属車から改造された。

↓置き換えの対象となった101系。既に置き換え完了。


●1100番台(鶴見線)
鶴見線の103系置き換え用になった車両。2月現在の時点で、3両5本が中原電車区に所属している。

↓置き換えの対象となった103系。残り5本(2月現在)


●1200番台(南武線)
南武線の103系置き換え用になった車両。6両6本が中原車両センターに所属している。

↓置き換えの対象となった103系。既に置き換え完了。


●3000番台(八高・川越線)
八高・川越線の103系置き換え用になった車両。4両5本が川越車両センターに所属している。

↓置き換えの対象となった103系。残り2本(2月現在)


編成表
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